土地の買い方・建物の建て方・ローンの組み方・家を売る時 |
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■賃貸住まいは損?家賃は無駄?! |
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よく販売会社の営業マンが使う言葉に、「賃貸では、何年、何十年家賃を払っても自分のものにはなりませんが、払える範囲の家賃並のローン支払いであれば、最後にはご自分のものになるのですからお得です。」と言われ、 確かにその通りだと妙に納得して、じゃあ金利の低い今のうちに、と、物件探しや建築を焦ってませんか?
あなたは販売会社の思うつぼです。 販売会社のチラシやパンフレット、営業マンは具体的に数字をだして誘ってきます。
現在、家賃が6万円の方が、5年住めば、360万円払うことになります。 10年住めば、720万円、20年住めば、1,440万円です。あたりまえですよね。
ここで、みなさんに欲がでてきたりするんです。 その1,000万円、2,000万円はドブに捨てたお金じゃないかと考えはじめてしまいます。すごくもったいないんじゃないか?と。
それはそうです、そのお金は戻ってはきません、毎月の家賃なんですから。 例えば、あなたが賃貸住宅に住んでいる間の、建物のメンテナンス、維持管理、固定資産税など諸々の費用は大家さんが負担しています。 これって結構ばかになりません。
あなたは、そんな費用など払うこと無しに、やれエントランスのガラスが割れてる、駐車禁止の場所に誰かが車を止めている、エレベータが遅い、ゴミの集積場所が臭い、なんて言いながら生活してきたのではないでしょうか? 不自由や不便きわまりないところならともかく、それなりにその立地と建物、間取りに満足してお金を払ってきたんです。
ところが、もし住宅を購入すると、この間取りは嫌だから出て行く、この立地は不便だから売ってしまう、ということが車のように簡単にはできません。
子供が大きくなってもう一部屋どうしても必要!だとか、自分の思い描く家、間取りをどうしても建てたい!とか、建替えなら築後年数が経ちすぎて、地震や災害に非常に危険だから、など、確かな想いと必要性があってから、はじめて住宅の購入を考えてください。 金利が低いから、資産になるから、みんなが建てるから、キャンペーンだから…と安易にマスコミの情報や住宅営業マンのワナにはまらないようにして下さい。 今の時代、家を持つことだけがステータスにはなりません。
最悪の場合、資産であるはずの不動産が、不良債権になってしまいます。
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