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土地の買い方・建物の建て方・ローンの組み方・家を売る時 |
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■ ローンの甘い罠・・・ |
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■ 頭金を貯めている時間はあるか? ■ よく考えて、空白の5年間!
土地や建物の相談を受けていると、お客さまから「自己資金はどのくらい必要ですか?」と聞かれます。 それは多いにこしたことはないですが、安心なのはやはり物件価格の2割くらいはあった方がいいでしょう。 けれど、20代・30代のサラリーマンの方では、親からの援助がない限りそんなには住宅資金に使えない、もしくは貯まってないという方がほとんどです。
ではそんな方は住宅ローンが組めないのか、というと心配はいりません、ちゃんと借入することはできるんです。 ただし、年収などの条件をクリアすることが必要ですが・・・。
これは各金融機関で微妙に条件が違ってますので、相談している不動産業者・銀行で確認してみてください。 さて、みなさんの中にも「家を買うのはもう少し頭金が貯まってから」と考えている方も多いと思います。その考えはもちろん正解なんです。
が、知らなかったばかりに不必要な出費をしない為にも、お金のことやローンのことをもう少し掘り下げて考えてみましょう。 頭金をもう少し貯めてからと考えている方、このあたりまえのことにも時期が違うと金利によって支払額に大きな差がついてしまうんです。 借入が高金利の時期では、やは「り頭金をもう少し貯めてから」がいいと思います。
ここで気にしなくてはいけないのは低金利の時期なんです。 借入が低金利の時期には、借入金利が徐々にでも上がっていくと予想されるのであれば、頭金を貯めるスピードを金利が追い抜いていく可能性があります。
例をだしてみると ◎ 3,000万円の物件を自己資金なしで、35年返済、金利2.5%で借り入れたとすると ・ 借入金額=3,000万円
◎ 3年後、自己資金を300万円貯めましたが、金利が3.5%に上がってました。 ・ 借入金額=2,700万円
◎ 実際にかかった費用は、 自己資金300万円+返済総額4,687万円=4,987万円
★ その差、なんと483万円(4,987万円−4,504万円)
300万円を一生懸命に節約して貯めても、金利が1%上がるだけで吹き飛んでしまいました。 同じ条件で金利が4%に上がると、その差は817万円になってしまいます。 これが金利というものの怖いところです。たった1%のアップが数百万の違いになってしまうんです。努力は水の泡になってしまいました。
企業経営者の方や金融関係、経理のお仕事をされてる方は金利というものに敏感でしょうけれど、一般サラリーマンの方ににとって、金利を気にする機会は、車のローンやテレビで見る消費者金融のバカ高い金利がほとんどだと思います。 消費者金融の10%を軽く超えている金利などを見てると、住宅ローンの2%・3%の金利はなんて安いのだろうという気になってしまいます。 たとえ金利は低くても、借り入れる金額が大きい、ということと、返済期間が非常に長い、ということを肝に命じてください。
大切なお金のことです、何度もシミュレーションしてみてください。 |
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